ユーノス情報
1989~96年にかけて存在したマツダのプレミアムブランド。トヨタや日産の5チャンネル体制に対抗すべく販売網が整備された。専売のローンチモデルはユーノス・ロードスターで、同社はユーノス店の主力販売車種となった。その後は世界初の市販3ロータリー車のユーノス・コスモ、曲線基調の美しいスタイリングが欧州車に多大な影響を与えたユーノス500、ミラーサイクルエンジンをいち早く実用化したユーノス800などを展開。マツダ車以外にもBXやZX、エグザンティアな どのシトロエンの販売も手掛けた。
ユーノス代表車種
わずか7年間で幕を閉じたユーノスブランドの中で、現在まで名車として語り継がれているのが初代ロードスター(NA型)。絶えて久しかったオープン2座スポーツカーということもあり、登場ご瞬く間に爆発的なヒット作とな った。マツダ・クロノスより派生した5ナンバーセダンのユーノス500は、そのスタイリングの完成度の高さを巨匠ジョルジェット・ジウジアーロが絶賛。90年代後半に登場するアルファロメオ156やルノー・ラグナなどの欧州車のスタイリングに多大な影響を与えた。