ミツオカ情報
富山県に本社と工場を持つ日本でいちばん小さな自動車メーカー。創業は1968年で当初は板金塗装や修理が業務の中心だったが、80年代に原付免許で乗れる(当時)50ccエンジンを搭載したミニカーを開発。「BUBU」 のブランドで販売を開始した。87年にはフォルクスワーゲンベースの改造車・BUBUクラシックSSKの販売を開始し、これがのちの自社製作による改造車のビュートやリョーガにつながることになる。94年には完全自社開発のゼロワンを発表。運輸省(当時)の型式指定を受けたことにより、日本で10番目の自動車メーカーとなった。
ミツオカ代表車種
改造車のビュートやリョーガとは異なり、エンジンを除いてゼロからミツオカが自主開発したゼロワンとオロチ。前者はスーパーセブンのレプリカであり、自主開発したという事実以外は見るべ きものがないといえる。一方、後者は日本神話に登場するヤマタノオロチをイメージした有機的なスタイリング、フェラーリ512TRを参考に自社開発したシャシー、エンジンはレクサス製V型6気筒3.3Lを横置きミドにマウントしたことなどなかなか見どころが多い。生産台数はゼロワンが350台、オロチが140台程度と非常に少ないことも特徴。