ポンテアック情報
1926～2010年にかけて存在したGMの大衆車ブランド。前身はオークランド・モーターで、GM傘下となってからインディアンのポンティアック酋長にあやかって改名された。同社の序列ではシボレーとビュイック/オールズモビルの間の中級車ブランドになる。60年代中盤以降はGTOやファイアーバードなどのスポーツモデルを次々にリリース。80年代に入ると日本車に対抗して主要モデルをダウンサイジングした。その後、シボレーがスポーツ路線に舵を切ったことから社内での立ち位置を見失い、2010年にブランドが廃止されている。
ポンテアック代表車種
1956年にポンティアックの総支配人に「バンキー」ことシーモン・クヌッセンが就任すると、同ブランドを再構築すべくスポーティ路線を推進。ハイパフォーマンスカーを次々とリリースした。その中でも 名車の誉高いのが64年に登場したGTO。このクルマを手掛けたのはのちにGMを退社し、自身の名をつけたDMC12デロリアンを開発したジョン・デロリアン。彼はコンパクトカーのテンペストをベースにフルサイズ車のカタリナ用の6.4LV8OHVに換装して高性能車に仕上げた。このクルマがマッスルカーの元祖のひとつとされている。
