レガシィツーリングワゴンの中古車情報について
スバルのラインナップの中核として、長きにわたり生産されるモデル。初代レガシィツーリングワゴンは1989年に登場し、30年間6世代が製造された。ワゴンは商用、荷物を運ぶためのクルマというイメージを払拭し、1990年代のワゴンブームやRVブームをけん引した車種のひとつである。
スバルの4WDは、シンメトリカル(左右対称)AWDで、走行安定性を強くアピールする。その4WDに組み合わされるターボエンジンは、スポーツカーに匹敵する性能を持ち、ワゴンボディは、実用性の高い使い勝手の良いもので、人気モデルとなった。しかし、人気の中心がワゴンからミニバンへと時代が移り変わり、6代目ではクロスオーバーワゴンのアウトバックを残すのみとなり、ツーリングワゴンは廃止となった。
中古車市場のレガシィツーリングワゴンは、レヴォーグの登場に伴い増加傾向がみられ、人気車種だったことから、販売台数も多く中古車市場の個体も、かなり豊富。
レガシィツーリングワゴンは、「ビルシュタイン(ドイツ)」のショックアブソーバーを採用するなど、純正のパッケージングですでにグレードアップされているモデルもあり、インプレッサWRXと同じ対抗4ポッドブレーキが採用されたモデルもある。
そして、オプションオーディオとして用意された、「マッキントッシュ(アメリカ)」は、1949年からオーディオを作り続ける老舗メーカー。標準のオーディオとは一線を隔し、当時数十万円を追加するオプションだったオーディオシステムは、現在でも通用する レベルのクオリティとなっている。
仕様が多岐にわたるツーリングワゴンで、最も特徴的な「ブリッツェン」という、ポルシェの子会社である、ポルシェデザインが監修したモデルがある。そのエアロパーツを纏ったモデルは、プレミアムレッドが特別に用意された希少モデル。
このように、予算・装備・色まで、好みの個体を比較的探しやすいこともあり、中古車市場では見逃せない車種である。