MR-Sの中古車情報について
MR-Sは、日本ではMR-2(SW20型)の後継として誕生した。エンジンは、2000ccだったMR-2から200ccサイズダウンし、1800ccとなった。MR-Sでは、ターボモデルも無くなり、1000kgを切る車重でライトウェイトのオープンスポーツカーへとイメージチェンジした。搭載される、1800ccエンジンはカローラ系からの流用だが、同じミッドシップの英国ライトウェイトスポーツカーのロータス・エリーゼにも搭載されるものとベースは同じになっている。近年、肥大化する乗用車 で、86/BRZも1200kg前後の車重があり、ライトウェイトとしては少し重い。MR-Sは近代スポーツカーでは数少ない、ライトウェイトスポーツといえるでしょう。
また、MR-Sは国産では数少ないMR(ミッドシップエンジン・リヤドライブ)という駆動方式を採用し、NSX、マクラーレン、フェラーリなど、高額なものしかラインナップが無かった。MRを、大衆的な価格で販売したのは国産では先代にあたるMR-2が先駆けで、トヨタは市販MRの歴史は長く持っている。海外では、SW20時代にラインナップされた、MR2スパイダーというオープンモデルがあるが、MR-Sは海外でその後継とされ販売され、MR-2を名乗るものもある。
また、当時「AT免許で乗れるMT」として2ペダルのシーケンシャルモデルがあり、シフトポジションは、「R」「N」「S」の3つだけとなっている。Sはギア操作で、押す方向がシフトダウンで、引く方向がシフトアップになっている。減速すると前に力がかかり、押 してシフトダウン。加速して後ろに力がかかると、引いてシフトアップと、レーシングカーと同じ方向に操作するレイアウトになっている。クラッチ操作は面倒だが、MTに乗ってみたいという人は、一度乗ってみるのもありです。
中古車は、安い物では50万から200万円で取引がされます。最近高騰中のMT車ですが、比較的安く購入できるMT車です。