日野情報
トラック・バスの専業メーカーで、国内商用車の約4割のシェアを誇る最大手。販売2位のいすずとは激しい販売競争を繰り広げている。前身は戦前に設立された東京瓦斯電気工業およびヂーゼル自動車工業(のちのい すゞ自動車)で、戦時中に特殊車両製造部門が日野重工として分離独立。終戦後に民需製造に転換し、大型トラックやバスを製造する日野自動車となる。50年代には仏ルノーから技術供与を受けて乗用車の生産を行っていたが1966年に撤退した。現在の主力はプロ フィア、レンジャーなどのトラックとなる。
日野代表車種
4大トラックメーカーの一角であり、国内最大手の日野自動車を代表する車種は、中型トラック・レンジャーと大型トラック・プロフィアなど。両車ともライバル車に比べて馬力が高いうえに、国内トップブランドなので整備拠点が多く、車検やメンテナンスなどの面で利点が大きいことから運送業や配送業からの高い支持を受けている。なお、かつて製造していた4CVやコンテッサは、仏ルノーにルーツを持つRRメカニズムを採用しており、とくに後者はミケロッティによる流麗なスタイリングが人気を博した。